名前: 雁木
読み: がんぎ
倉敷川の船着き場の階段は雁木と呼ばれ、盛況時の汐入川(倉敷川)には大原家住宅の黒塀のところから前神橋まで20数カ所ありましたが、今では「今橋」から「前神橋」の間に7ヶ所のみ残されています。

「雁木」の由来は、石の階段と川面に映る影とが雁が飛翔するときのV字型に似ていることからきています。

倉敷川は汐入川と呼ばれたように、瀬戸内海の海水が引き込まれていたので、満干潮では1メートル以上も水位に差が生じました。そこで、雁木の濡れた高さから、大潮・小潮を加味しながら町衆は「いま何刻だ」と時計代わりに利用したといわれています。
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