名前: 倉紡製品原綿積み降ろし場所跡
読み: くらぼうせいひん げんめんつみおろしばしょあと
倉敷川沿いの土手筋を歩いていると、黒田蒲鉾店の三叉路の川沿いに、センダンで覆われた、暑い夏などに絶好の休憩場所があります。そこには、道路に沿って2mほどの横長の石碑が置かれていて、その表面には「倉紡製品原綿積み降ろし場所跡」と刻銘されています。

かつてここが倉敷紡績所(現クラボウ)の紡績原料である原綿や製品の積み下ろしをしていたことを示す石碑です。

この荷揚げ場と、明治22年(1889)創業の「倉敷紡績所」とを結ぶ長さ約50m、幅3mの路地は、原綿や製品を積んだ大八車などが敷石の上をガラガラと往来した道で「原綿道」と呼ばれています。
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